中国人の特徴

日本には多数の中国人労働者が来ているので、外国人を雇い入れるときには有力な候補となります。
ただ、中国人の気質はご存知の通り、日本人と大きく異なります。中国人労働者をうまく使うには、国民性を理解しておく必要があります。
今回は、中国人の特徴をご紹介します。

自信過剰で志が高く野心家

中国人は、日本人と比べて自信家の人が多いです。たとえば、何かを「できますか?」と聞くと、実際にはできないことであっても「できる」といいますし、できなかったときにも「できた」という人が多いです。
日本人は「確実にできないことは引き受けない」傾向があり、それとは正反対なので、戸惑うことが多いでしょう。

志の高い人が多いです。どのような人でも「これまで誰もやらなかったことを成し遂げたい」と考えています。平凡な人生を終えられたらそれでいい、と考えている人はほとんどいません。大変な野心家です。

何事も自分が中心

中国人の考え方では、とりあえずすべてのことが「自分を中心」として回っています。長年一人っ子政策がとられており、親に溺愛されて育った人が多いせいもあるのかもしれません。
また、身内を大事にするため、「自分及び身内」対「交渉相手」という2者しか見えておらず、その他の第三者のことは考えません。自分と身内だけが良ければそれで良い、という考えのもとに行動をします。公正中立な一歩引いた第三者的立場というものは観念しません。このことを理解しておかないと、会社でも扱いに困ってしまう可能性があります。

計算高いが情に厚く友人思い

中国人は、大変に計算高い民族です。何をするにしても、損得勘定によって動いています。たとえば、中国人は声も大きくよく口論をしていますが、あれは中国人が攻撃的だからではありません。口論や争いも、損得勘定にもとづいて行っており、そのとき相手を威圧すると有利になると考えるのでそうしています。
中国人に攻撃的に責められているときにも、相手が感情的になっていると考えない方が良いことがあります。

計算高い反面、情に厚いところもあります。いったん家族や友人となればとても大切にします。ただし大切にするには自分と家族、友人のみであり、その他の人には迷惑をかけてもかまわないと考えているところがあるので、雇い入れる際にはそういったことも踏まえておくべきです。

非常に身内びいきです。自分も大切にしますが、自分とその「一族」の繁栄を至上命題としているところがあります。自分と一族が栄えるためであれば、他人に迷惑をかけることもいとわないところがあります。

いったんこうと決めたら譲らない傾向があります。何かを手に入れたいとき、遠慮することがありません。日本人であれば譲り合うような場面でも、中国人同士であれば取り合いになります。中国人を雇い入れる際には、「さすがにこういう場面では遠慮するだろう」「譲るだろう」という考えのもとに動かない方が良いです。

声が大きく無神経に思えることもありますが、実際にはとてもフレンドリーな民族です。人見知りをすることなく、誰にでもすぐに話しかけて打ち解けます。一度仲良くなれば友達思いなところもある民族ですから、そうした特徴を把握していれば会社でも使いやすいでしょう。

中国人は、いったん自分の意見を持つと、それをなかなか曲げようとしません。たとえば議論により、中国人の言っている内容の矛盾点や不合理な点をついても、なかなか相手の意見を受け入れません。むしろ、相手が何か言っていたら最後まで聞かずに自分の主張を述べてくるようなところもあります。

中国人は、体裁を重視する民族です。たとえばどこに住んでいるのか、どのような仕事をしているのか、どんな家に住んでいるのか、配偶者の収入や容姿などまで気にしています。
社会において、こうした体裁がよく見えることを目指しているので、自分の好きな相手でなくても格好良く見える相手(収入の高い人や美人な奧さん)と結婚することも多いです。

お金が重要

中国人は、お金を非常に大切にしています。ただ、日本人のように「貯め込む」のではなく「稼ぐ」「増やす」ことに重きをおいています。「金儲け」に対する割り切りはかなり極端なところがあるので、日本人的な感覚で接すると戸惑うこともあるでしょう。

小さな事で悩まない

中国人は、志が高く自信過剰なこともあり、小さな事ではくよくよ悩んだり落ち込んだりしません。常に楽観的な人が多いです。仕事で失敗したときなどにも落ち込むことを心配する必要はありません。

目上の人を大切にする

中国人は、年上の人を大事にする傾向があります。儒教の精神に影響を受けているのでしょう。中国社会では老人がとても敬われているので、日本に来てもそういった傾向は感じ取れるでしょう。
以上が中国人の性格や傾向です。地方によっても特徴が異なるので、だいたいの傾向として受け止めていただけると良いでしょう。

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