ベトナム人の特徴について

労働者を受け入れるとき、外国人の受け入れを検討するケースもあります。
ベトナム人を受け入れる企業も増えていますが、国民性が日本人とは異なるので、その特徴を把握しておきましょう。
今回はベトナム人の性格や特徴をご紹介します。

勤勉で責任感が強く我慢強い

まず、ベトナム人は日本人と似て勤勉ですし、教育にも熱心です。本国では夜間などにダブルスクールをしている人も多いですし、外国語の習得にも熱心で、英語や日本語、中国語などを話せる人もたくさんいます。
また、仕事を途中で投げ出すようなことはせず、最後までやり遂げようという責任感ももっているので、雇い入れる側にとっては安心感があります。
そして、歴史的に困難を強いられてきたことなども影響しているのか、忍耐力が高く我慢強い人が多いです。

器用な人が多い

ベトナム人は、日本人と似て手先が器用で細かい作業が得意な人が多いです。

伝統的に手工業が盛んだったことも関係しています。

外国人労働者を受け入れるとき、「粗雑な仕事をされるのではないか心配」という企業がありますが、丁寧な仕事をしてほしい場合にもベトナム人なら比較的安心です。

向上心が旺盛

好奇心や向上心の強い民族です。少しでも社会の中で上がりたいという気持ちがあるためです。先ほども説明したように語学の勉強をしたり、ダブルスクールしたりする人も多いですし、文字の読み書きができる人の割合が高いのも特徴的です。
ただ、サービス残業や休日出勤などは嫌います。こうしたことはベトナム人にとって「向上心」とは異なる概念です。
ベトナムは、まだまだ発展途上で農業人口の高い国です。このこともあり、ベトナム人の性格は日本人と比べて素朴で純粋なところがあります。

そして、遠くの未来よりも近い将来や目先を重視する方が比較的多いです。仕事を割り振るときや労働条件を決めるときの参考にしてみてください。

ベトナム人が会社を選ぶとき、最重要視するのは給料です。日本人よりも収入に対する期待は大きいです。ベトナム人が勤勉で教育熱心なのも、少しでも良い条件で勤務するためです。

ベトナム人は、家族との時間を大切にする傾向が強いです。たとえば家事のために数日間の休暇をとることや残業を断ることには躊躇しません。
勤勉に働きはしますが、多くのベトナム人にとって「家族が一番」です。家庭を犠牲にして仕事をするという日本人的な感覚は通用しにくいです。

ベトナム人には、楽観的でオープンな性格の人が多いです。たとえば深刻な問題が起こっても落ち込んだりパニックになったりせず、「何とかなるだろう」と考えます。真剣には考えますが、ネガティブにはなりにくいです。また、誰とでも打ち解けやすくオープンな性格の人も多いです。男女問わずしゃべるのが好きで、数人のベトナム人が集まって賑やかに話をしている光景などもみられます。

ベトナム人は、プライドの高い民族です。仕事で失敗したとき、他の人に知られることをおそれる傾向がありますし、他の人がいるところで叱責すると反感を持ちます。反対に、褒められるととても喜ぶので、褒めて育てると会社のために大きく貢献する人材に育てやすいです。
また、「上司に依頼されたから」という理由では動かず、「なぜやる必要があるのか」納得できなければ積極的に仕事をしない傾向もあります。ベトナム人を使うときには、プライドを傷つけずに論理的に指導することが必要となるでしょう。

ベトナム人は勤勉で向上心もあるのですが、時間や仕事の見積もりが下手な傾向があります。たとえば「~までにやります」と約束しても、締め切りを守れないというケースもみられます。ベトナム人は、他者の予定などの諸条件を詳しく検討せずに感覚的に予定を決めてしまうところがあるためです。また、約束の時間に「数分遅れる程度なら問題ない」と考えているケースも多いです。
ベトナム人を使うときには、提出された見積もりに少し余裕を持たせて取引先に提案すると良いでしょう。

北部と南部で性格が違う

北部と南部で性格が異なります。これは、北部は温帯性の気候であり、何部が熱帯性の気候であることと関係しています。
北部の方は日本人と似ており、比較的勤勉で真面目、忍耐力が高くチームワークも得意な傾向があります。一見無愛想でも、一度仲良くなると打ち解けます。
南部の人は熱帯性の性格で、オープンですし初対面の人とも誰とでも仲良くなれます。
楽観的で明るくおしゃべりな人が多く、職場の環境を明るくしてくれるでしょう。

以上がベトナム人の性格の特徴です。今後外国人を雇い入れるときの参考にしてみてください。

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